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水晶
宇宙で一番多い物質は水素であり、地球の空に一番多いのは酸素であり、地球の地殻で一番多い物質は水晶素(Si)です。この水晶素が一番多く含まれている鉱石は石英(水晶石)であり純度の高いもので99.9%の水晶素が含有しているものもあります。ラジウム鉱石や麦飯石、トルマリン、ブラックシリカ、医王石や北投石、又宇宙からくる隕石など大きな働きをすると言われる成分の95%以上に水晶の素が含まれています。いわばその働きをつくる源は水晶の素とも言えるのではないでしょうか。
ノーベル賞受賞の野依良治博士は水晶の螺旋構造は生命の誕生と進化していく場で、食物連鎖の上位である高等生物は自然にアミノ酸のL型を利用するうえに触媒的な働きをしたと述べられています。私達生物が地球で誕生したなら水晶素は生物誕生と進化に大きな役割を果たしたのではないでしょうか。
水晶素は私達人間や動植物にとって絶対に必要な栄養素です。水晶素という栄養素は食生活では野菜などの根菜類・穀物などに多く含まれています。これらが土の成分である水晶素を養分として吸収し、栄養素として体内へ入る。体内には18g程度とかなり多い保有量が検出され、内臓や皮膚、骨格など身体全体に分布しています。このような養分として吸収された水晶素であれば体内で腸管から栄養素として吸収されますが、石類などを限りなく粒子を細かくし体内に取り入れても不溶性のため栄養素としては吸収されず排出されてしまいます。水晶素は骨のなかで最も発育を促進している部分に多く含まれていることから、骨が成熟するのに必要ではないかと東京大学中村栄一教授の論文に記述されています。

米英共同のフラミンガム研究においては水晶素摂取量とBMD(骨密度)との密接な関係が明らかになっています。組織を結合させる役割を有するコラーゲンなど結合組織に多いことから、結合組織の必須成分になっている可能性もあります。また動脈の水晶素の濃度が年齢の上昇に伴って減少することから水晶素が動脈硬化を防止し改善させるのではないかと思えられています。

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